ガリ版印刷とエジソン

 門司港レトロでの木工展示会にむけて、ガリ版刷りでの工房紹介チラシを製作することにしました。会場に合わせてレトロで迫ってみます。謄写版用のロウ原紙に鉄筆で書き込んでいきます。下にやすり板をひくことで鉄筆で書き込んで文字の部分だけに穴が開きます。ここにインクが入り込み文字が印刷されます。発明王エジソンが開発したものを日本人が改良して明治期から昭和まで使われた文具機械。私が学生時代の教育実習ではまだ使っていた記憶があります。電気の必要の無い印刷機を電気王エジソンが開発したのも面白いものです。ファックス原紙から輪転機印刷、コピー機と学校現場の印刷機器は変わってきました。ワープロを使わずに定期テストを製作していたのはいつまでだったのか記憶が曖昧ですが、ワープロは使わないと抵抗していた先生もいた記憶があります。

 学校現場にICT機器が導入され教育環境は変わってはきています。授業にいっている下関の中学校では全員がタブレットを文具のように使っている。その一方、朝の自学ではひたすらペンをもち、文章を書くことを行っている。エジソンは電気の時代を作ったが、文字を使うという人間が獲得した最高の文化を手書きで伝えることにこだわって、150年後のコンピュータ社会を知っていて、ガリ版印刷を残したのかもしれないと思ってしまう。AIがそのうちに、子どもたちの質問に対して、「自分で辞書や教科書で調べてノートに書き取りましょう」と答えるようになるかもしれない。そのことこそが、エジソンが手書き印刷機を残したように、未来のこどもたちに大切なこととAIが考えて答える時代が早々と来るかもしれないと思ってしまうほどの学力の現実がある気がします。学力とは何かという問題がそこにはありますが・・。

日本に謄写版を紹介して広めた堀井新長治郎を紹介した山形ガリ版資料館のWebサイト

2018-10-11 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : admin