ドローンとオンラインゲーム

  期末テストづくり、採点、学期末評定出しとこの時期のミッションがようやく終わり小屋づくりや工房のリフォームにこれから1月中旬までの冬休み終了までは作業にかかります。

  今日は中3生の授業でドローンを組み立て、ビジュアルプログラムで動かすことをしてみました。やはり飛行する物体は壊れるかもしれないという緊張感もあり、車ものやロボットものとは、また違うわくわく感があります。2台あるのでプログラムで、音楽あわせてダンシング飛行をする課題に1月から挑みます。

 

 

 

 

 

 

 もうひとつの中学校ではタイから転校生がきています。彼はタイで学生5名で立ち上げたゲーム解説サイトで月収40万から50万を稼ぐユーチューバーです。彼の話しではオンラインゲームの世界大会が先日韓国・インチョン(仁川)で開催されたということです。リーグ・オブ・レジェンドというオンラインゲームでの World Championship Final(決勝戦)は今後のゲームの世界の方向性を示すものになったようです。「ゲームばかりして」と大人は言うけれど、社会的常識がなければゲームですら強くはなれないそうです。オンラインゲームをする場面をライブ配信するサイトは万単位で視聴者があつまるそうです。

 

 

 

 

 

 

 建築業界や福祉・教育関係などの人材不足が叫ばれています。若者たちは、高額な報酬が貰えるプロスポーツやユーチューバーに憧れ、少ない給料でも自分の好きなこと、夢を追って過ごしたいと考えている若者がふえています。産業界の意向を受けやすいのが現在の教育の中身です。どのような内容を授業で教えるのか、そこには産業界の戦略が見え隠れしています。「100万回再生すればお金が貰えるようになるんですよ」「いいねがたくさんあるとスポンサーがつくんですよ」と教えてくれる中学生たち。大人文化の反映されたものと見た方が正しいと思う。そんな現状を思うと学校現場がやるべき事がまだまだあるように感じる。

電気回路をつくる

 電気回路づくりを技術科授業で行なっています。スイッチ付の延長コードを電工ペンチを使って一人ひとりがつくる。電気工事をイメージして交流電源で回路をつくり実際に使えるか点検後に分解をします。今回はスイッチを軸に回路づくりをしていくように計画しています。階段で使われる3路スイッチ。LEDの点滅などで使われるリーレースイッチ、開閉スイッチなどの車用の電気的スイッチを使います。3vを12vに昇圧する回路を使うことで車用のRGBカラーLEDやLEDテープが使うことで、子子どもたちにとってもいろいろと面白いことができそうです。

 

 

 

 

 

 

 テスト期間でテストづくり、採点、評価とこの時期は3校かけもちで行っているので慌ただしくなります。時間をみて工房のリフォームをしています。12月後半には作業しやすい環境になる予定です。

 

 

 

 

 

 

 

ものづくり

 中学校の技術科の学習内容を規定する学習指導要領が改訂される。3年後の全面実施にむけて先行実施されてきている。今回の全国大会ではその実践やその趣旨説明がメインの研究となって佐賀、兵庫、宮﨑の発表がおこなわれていた。学校教育の中で行なう「ものづくり」は、社会全般で行なう「ものづくり」とは違っていて当たり前であるが、今回の改定では技術科での「ものづくり」の捉え方は大きく転換してきている。

技術科の授業で目指す生徒に身につけさせたい資質や能力は、単に何かをつくるということではなく、生活や社会における問題を見いだして課題を設定して、そのためのものづくりへとつなげる力としている。さらに、課題の設定はあくまで生徒自らが生活や社会の中から見つけ出すようにとしている。製作品を学校で作り上げて自宅にもちかえるという授業パターンの発想を変えることがそこでは必要だ。生徒がエンジニア的に学校生活や地域の課題を解決できる力をつけるという大きなねらいがあるようでもある。課題解決にむけて生徒が技術的基礎理解を生かして試作品やプロトタイプの製作、設計の見直し、課題解決にむけた対話的学びによる学習成果を目指す実践が求められてきている。要は生徒自らが課題を設定でき、技術的見方・考え方で解決する力をつけることが技術科の授業では求められている。

 学校で授業を行なう以上は評価が伴う。それは生徒にも教師にも伴う。それを考えるとしょうがないのだが、単にものづくりの楽しさを伝える、教える、体験するといった授業を国は求めてはいない。課題を解決するための手立てのひとつとしての「ものづくり」であることを求めている。学校生活や地域の課題をみつけるための手立てとして、例えば、先人たちの作った製作品の観察や今のある電気機器を分解していくことなどが必要としている。そのことはそれでもちろん大切であると思う。

   そのために生活体験での手加工や道具を使うことが少なくなっている今の生徒たちにとって単に「ものづくり」をするという体験さえ貴重だと考えるが、文科省は課題解決をするためのものづくりを求めてきている。その手立てとしてプロトタイプづくり、試作品をつくるために3Dプリンターや3Dソフトの活用を進めてきている。デジタル機器やコンピュータの発達は技術科の内容や授業時間を大きく変えてきた。中学校3年間の技術科授業時間は私が教師なった時は70+70+105時間=245時間から35+35+17=87時間になった。そして今回、「ものづくり」の捉え自体も変えて、技術科では技術的ものの見方や考え方を作品の代わりに自宅に持ち帰ることでよいということなってきた。20年後は技術科という教科自体が存在しないという感が今回佐賀に行って思ったことです。生産人口の減少は外国人労働者の雇用を国会審議もほとほどに受け入れざるを得ない状況にまでなっている。「生産技術」という文言はもうなくなってしまったようにも感じる。ものづくりへの授業時間は削りに削って来ているのに教えるべき内容は変わらないどころか増えてきている。アクティブラーニングで生徒同士の活動で課題をみつけ再考させていく時間も大切な活動だが、授業時間は同じ時間なのだから当然、実際の製作に充てる時間は減っていく。文科省はそれが狙いなのではないかとも勘ぐってしまう程です。

今回も文科省の教科調査官は改訂指導要録の実践についてのみ話をしていたが、技術科の置かれている現状や展望については言及することはなかった。閉会式で大会宣言がよみあげられた。その中には免許外教員の問題や研修のあり方、施設設備面の充実が書かれたいたが絵に描いた餅のように空々しく響いて感じられた。全体会の質疑の時間も正規の教員たちによる正規教員のための正教員の研究でしかなかったように思う。地方都市では技術家庭科の教員の不足は深刻であるはずであり、教育内容の違いもかなりあると思う。どの道、なくす教科だからと文科省では話し合っているんではないかとも疑ってしまう。この教科の今置かれている状況を一番知っていて、変えることが出来る人は誰なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

会場の近くの公園にモミジバフウ(紅葉葉楓)の並木がありました。

 

 

 

 

 

 

 「プログラミング」も「ものづくり」も単に面白いということを感じられるそんなスペース、空間、時間も必要だと感じさせてくれたことは今回、佐賀に行ったことで学んだことです。ものづくり工房 技術室での活動として継続して行なっていこうと気持ちを新たにしました。

一方、技術科の授業にどう取り組むのか、授業内容を考えるのも面白いもので、特に何を課題として生徒に取り組むように仕掛けるかを考えていきます。人が木工などのものづくりをするのはなぜなのか。中学生に課題として考えさせたいものです。人が生きていくということは課題解決という視点だけでは片付けられないとも考えます。そこには哲学的に人間を問う場面や視点が必要だと思います。何が人の豊かさなのか?

 今日も木工旋盤でけやきのぐい飲みを製作に女性がきました。切り絵で飾り付けしたお盆も持ってきてくれました。生徒に実物をみせたいものです。

電気回路をつくる

 今日の中学2年の電気学習では20cm延長コードを一人ひとりが製作しました。電工ペンチ、ニッパー、ラジオペンチなど必要な工具を工具箱から取り出し、材料も差込プラグ、コード、圧着端子、コンセントを材料ボックスから取り出します。前の時間に練習を兼ねてグループで取り組んでいるので、皮膜とりなどは出来るようになってきましたが、プラグや電源コードをつなぐという回路づくりになると戸惑う生徒もでてきます。スイッチを入れて手元とで電源の入り切りが出来るようにするとなると、一気に苦戦します。それでも1時間の授業の中で、回路図をみながら作り上げることができる生徒もいます。スイッチを入れた回路は単純なものですが、LED電球がつくだけで喜びます。なにせ、人生はじめての交流電源回路づくりですからでしょうか?

 授業では、スイッチにこだわって、階段で使う三路スイッチ、人感スイッチ、暗くなるとつくスイッチ、電流が流れすぎると切れるスイッチ(ヒューズ)などを使った実際の電気部品で製作していきます。少人数の学校ではラズパイを使ってのスマホスイッチやタイマースイッチづくりを行ないます。スイッチ回路を軸に電気学習を組んでいき、5~10時間は回路をグループや個人でつくります。

 

 

 

 

 

 

電気実習

  技術科の授業、ニッパーや電工ペンチを使ってのコードの端末処理。最近は工具を使うことが少なくなってきたせいで、以前は工具を扱ったことがある生徒が何人かクラスにはいたものですが、ほとんどいないというが現状です。コードの被覆とり作業は全員が初めてでした。芯線がきちんと出せただけでも喜びます。今日の授業ではここまで作業をして、電気工事士の仕事について、高校の電気科、機械科についても話しました。

 次回の授業では延長コードについて調べて、圧着端子作業などに挑んでもらいます。こういった電気作業はもちろんですが、電球や蛍光灯を替えるといったことも経験がない生徒が増えています。時代がそんなことは必要のないようにしてくれてはいます。最近はドライバーでさえうまくねじを回して留めることができない子供が多くいます。下に力を加えながら回すといったことをしないからです。ただ回します。

1週間に1時間の技術科の授業。何を教えていくかが問われています。来月には中学校技術科の先生たちが集う全国大会が佐賀であるので行ってみます。

 

 

 

 

 

 

 職場体験での小屋づくり、少しずつ形になってきています。続きの作業は私一人での作業で、脚立を動かしながらの作業ですのでゆっくりです。屋根工事に明日からはいります。